実写映画化おめでとう……(感涙)
当時電子版でジャンプを買っていて、連載の始まりから終わりまで読んで応援してた作品……でも打ち切られてしまった……僕にとって思い出深い作品が『高校生家族』です。
全体を通して語りたい所がいっぱいあります、そしてなかなか語り尽くせないほどに広い作品でございます。
それでは1巻から語っていきましょうか。
ヘンテコ青春、始動!
少年・家谷光太郎はついに高校の入学式を迎える。制服に袖を通してこれから始まる青春に胸を躍らせていた。しかし、そこに現れたのは同じ高校の制服姿の父親だった……
今日から父さんも高校生だ ──高校生家族 1巻より
更には何故か妹も制服姿、母親も、終いには猫のゴメスまで!?
家族全員高校生になった… ──高校生家族 1巻より
家族と迎える高校生活は如何様にカオスになっていくのか──
何を言っとるんやこいつら……
もう初っ端からツッコミどころ満載ですが、「家族」で「高校生」というのは、意外にもなかった着眼点なのではないでしょうか。思いつくようで思いつかない、絶妙な設定。
まぁ、出オチすぎて話が膨らまないから誰もやらなかっただけなようにも思えます。先人がやらなかったのにはやらないだけの理由があった、というやつですかね。
しかし、親父・一郎のキャラデザが巧みと言いますか、高校生に混ざると異質かつ冴えない感のあるおじさんなのですが何やっても笑える絵面になるんですよ。序盤はこの一郎の画の強さと光太郎の不憫さで保ってる感じはします。
そう、序盤は……
どんどん濃くなる青春と混沌!
なんか、普通に馴染んでいってる……?
体力テスト(8話)くらいから他のクラスメイト等を巻き込んだ学園ギャグになっていく……いや、家族がそこにいる異常感はあるんだが、それをうまく活かしたギャグになっていっている……ただの出オチじゃないぞこの漫画。
それにラブコメの波動を感じるし、テニスとバレーの部活が始まったんだが?
これはこの先、どうなっちゃうんだぁ!? なんか、見てみたいかも〜!
そんなナニかの胎動を感じる1巻。
多分、この1巻を象徴する名言。
悪いけど オレ ここの誰よりも 高校生の自覚が強いんだ…! ──高校生家族 1巻より
父・一郎の言葉。
西尾維新も偽物語で偽物のダイヤは本物よりも本物だ的なことを言っていましたし、高校生でない者が高校生であろうとしている時点で、その辺のなんとなく高校生やっている少年少女よりは高校生なのかもしれない。その通りなのかもしれない。
そんな矛盾を孕んだ青春が始動する……っ!
