SaBaCaN ~趣味の缶詰~

とりあえずは自分の趣味に対するレビューを書いていきます。

ニンジャスレイヤー(2)〜ラスト・ガール・スタンディング(イチ)〜を読んで〜嗚呼、なんたるマッポーめいた風景〜

 ドーモ、サドル・ドーナツです。

 ニンジャスレイヤーといえばかなり奇妙な語録から織りなされるマッポーめいた世界観でありますが、今巻の前半『キルゾーン・スモトリ』はその世界観が存分に味わえる話だと思います。

 閉鎖された区画を練り歩く野良バイオ・スモトリを金銭目的で狩猟するカチグミ・サラリマン2人が、立ち入りが禁じられたゾーンでニンジャに襲われるという話なのですが、この時代の日本がいかに発達した技術で成り立っているのか、そしていかに腐敗した倫理で成り立っているかが窺い知れます。

 ニンジャに襲われ1人が死に、もう1人も殺される──その瞬間にニンジャスレイヤーがエントリーするんですよね。面白いのがこうして巻き込まれた一般人にとってニンジャスレイヤーが必ずしも救いになるとは限らない所なんですよね。救われるかどうかはそいつがどう動くか次第でして、そこにキャラクターの人間性が滲み出るのがこの作品の面白い所ですねー。作品『ニンジャスレイヤー』の物語の主人公って案外こういう一般人だったりもするんですよねー。ちなみに助かった一人は昔を思い出しノスタルジーに浸りながら凍死します。

 さて、本題は後半の『ラスト・ガール・スタンディング』。一転してこの話で描かれるのはとある女子高生の普通の日常。大切な友達がいて、一緒にオリガミをして、かけがえのない日々を送っているヤモト・コキ。しかし彼女の周りでは死とニンジャの臭いが濃くなってきていて──

 という3巻である〜ラスト・ガール・スタンディング(ニ)〜へと続く内容になっております。彼女に降りかかる無慈悲な運命とは?そしてニンジャスレイヤーはどう動くのか?乞うご期待な2巻でした。