初期三部作に慣れてるせいで、未だにマグニートーの若めのビジュに困惑するサドル・ドーナツです。
『エクスティンクション・アジェンダ』編が終わり、新たな長編が始まろうとしています。記事的な前回は7巻なのですが、話の繋がり的には5巻に収録されたローグ視点であるサベッジランド編の続きです。あと、シャイア編に関するライラ・チェニイの伏線も5巻だったはずです。プロローグを見せておいて間に『エクスティンクション・アジェンダ』編を挟んだ形になっていますねー。
あらすじ
サベッジランドにてマグニートーと出会ったローグは、地球の磁界を支配しようとするザラデインとその配下達との戦いに臨むことに──
一方、テレポート能力を持つライラ・チェニイから要請でエグゼビア教授を助けるために銀河帝国シャイアへと赴く。
希望と絶望
今回、しばらくはX-MEN側だったマグニートーが、また完全にヴィランに戻ってしまうお話であります。以前紹介したマグニートーの裁判であったり、それから今回の話までに起きた出来事によって彼の正義の心はだいぶ挫かれてきたのですが、今回の戦いで完全にポッキリ折れてしまいました。
マグニートーの裁判についてはこちら↓
またこれが人類側がクソ過ぎるんですよね。シールドと共に行動していたロシア部隊の大佐が土壇場で裏切ってマグニートーに銃をぶっぱなすんですよ。まぁ、確かに以前ロシアの潜水艦を破壊して中の人達を死なせた前科はありますが、それだってロシアが先に攻撃したとマグニートーは供述しているので持ち出すと泥沼になるんですよ。それに普通に大佐はザラデイン側につくので、やはり人類はクソです。
他の折れた要因としては、まず敵の拷問によって昔の記憶を掘り起こされているというのもあるでしょう。ユダヤ人故に人種差別^2を食らってますからね、彼は。常人なら狂うレベルの迫害を受けています。
後は、愛するローグが目の前で倒れてしまったことですね。彼は本質的には愛の深いミュータントなのです。愛ゆえに、彼は悪へと堕ちるのです。
ローグは人類への希望を、マグニートーは人類への絶望を胸に道を違えます。
もうあらゆる要素がマグニートーを悪の道へと誘っていますね。とても哀しいヴィランであります。
一方宇宙では……
王座を争う姉妹の抗争に巻き込まれたX-MENは旧知のリランドラに加勢し、無事デスバードを退け勝利を収めました。
そしてついに登場、プロフェッサーX! しかも立ってる!
しかし、彼は今巻の最後で悪い顔をしながらデスバード側の勢力に残虐な行いをします。普段の優しい教授からはおよそ考えられない所業。しかもその毒牙はX-MENにも向きます。
とんだクリフハンガー。さて、次巻はどうなるのか。乞うご期待。
