ポイントカードのせいで札幌シネマフロンティアに縛られるサドル・ドーナツです。
今回はゴーストライダーの3巻目です。とは言っても、実際に収録されているのはゴーストライダー/ウルヴァリン/パニッシャー誌です。単体ではなく合同誌です。
こうなるとどうして今までパニッシャーは邦訳してくれなかったんだ……ってなりますねー、もっとパニッシャーのことを知りたいのです。
まぁ、嘆いても仕方ありませんね。
あらすじ
謎の差出人から「ゴーストライダーの秘密を教えましょう」と書かれた手紙を受け取り、ダニエルはクライスツ・クラウンへと赴く。そこには同様にウルヴァリンとパニッシャーも来ていた。しかし、手紙はメフィストの息子・ブラックハートの策略だった。彼は三人に、パワーを与える代わりにメフィストを倒してほしいと交渉を持ちかける。断る三人だったが、ブラックハートはクライスツ・クラウンを掌握していた。その傍らには一人の少女が──
そして、事件から時は流れ、再びクライスツ・クラウンはブラックハートの手に堕ちていた。
『境界』
非常に悪魔らしくブラックハートは三人のヒーローを誘惑します。光の領域と闇の領域の『境界』に三人は立っていて、そこを踏み越え闇の領域に入れば力を与えようと言うのです。
しかし、三人はそんな甘言には一切耳を貸しません。笑えるほど暖簾に腕押しです。それだけ彼らにとっては正義──光の領域にいることが重要なのでしょう。彼らの覚悟が感じられます。
あとはもうブラックハートをメッタメタのギッタギタにボコします。そこには戸惑いなど一切含まれていません。
彼らにとって重要なのは目の前の罪なき命を守ることだけだったのです。
ブラックハートは撃退されめでたしめでたし──
三年後
しかし、ブラックハートは帰ってきた!
この単行本、前半部が1991年の話で、後半は1994年の話になっています。で、後半部は前半部の話から月日が流れているとのことです。
街で唯一純真な魂を持つ少女・ルーシーのを手に入れるべく、ブラックハートはクライスツ・クラウンを地獄に塗り替えてしまう。ルーシーは自身の力を使い、ゴーストライダー、ウルヴァリン、パニッシャーに助けを求める。
そして案の定、ブラックハートは滅多打ちにされます。三人を精神操作で堕とそうとしますが立ち直りがめちゃくちゃ早いです。
しかし、それでも自分の内にある闇を見せられたヒーロー達は自問してしまうのです。「一体何のために?」と。それでも無垢なる魂を救えたことに彼らは安堵するのでした。
繰り返し問われるオリジン
やってること前半部と後半部で同じじゃない? とは思いますが、それだけ彼らのダーティさにはメスを入れる必要があるのでしょう。
問いを続けなくてはいつ闇に堕ちるかもわからない『領域』に彼らは立っているのです。それを危ういと取るべきか、強固な覚悟故にそこに立っていると見るべきかはわかりませんが、彼らの善なる活躍が続くことを願うべきなんでしょう。
