いい加減この挨拶もネタが切れて来る、サドル・ドーナツです。
前回記事です↓
相も変わらず面白いんだかエモいんだか……まぁその両方を備え持つのは普通に可能なので、悩む必要など皆無なのです。ですが、なんかこのマンガにエモい気持ちにさせられるのは悔しい気がするんです!
支離滅裂な思考をしている気はしますが、なんかこのマンガとは戦っている意識が強かったです。
そんなマンガの4巻です。
高校生の夏休みって3回しかないんだぜ……?
夏が到来し、目出鯛高校も夏休み。家谷一家で静香の実家に帰ったり、一郎、光太郎はそれぞれ部活で青春したり、春香は小学生時代の友達と宿題をやったり、ゴメスは飼い猫と別れを告げたり、夏祭りで全員集合したりと一夏の青春を満喫。
二学期早々に体験入学してきたのは家谷八郎……?
そしてついに始まる、春香の部活。彼女が勧誘されたのは『かわいい』とは程遠い将棋部……!?
目まぐるしく変わる夏景色
やはりこの家族、各々が各々の道を進んでいる!
まず光太郎は確実にラブコメの波動を放っている。結構明確にビッグな好意をヒロインである弓木さんに向けています。
テニス部の面々に光太郎の想い人が母親であると言う誤解(彼らは静香が光太郎の母親であることを知らない)を解くために、光太郎は弓木さんが好きであることをカミングアウトします。
いや、この場面読んだ時は「Foo〜!」って声が出ましたね。こいつぁ所謂『好感が持てるラブコメ主人公』ってやつだ! あとは思いを本人に伝えるだけだ! 頑張れ!
そしてまさかのゴメスの成長譚が描かれているという。
以前拾った子猫、家谷ベン。立派な飼い主である自認が生まれつつあったゴメスだったが、ベンの元にはぐれていた家族がむかえにやって来る。突然の別れに意気消沈するゴメス。
そんな彼に、光太郎は喝を入れます。
腹筋 しようぜ…!
思い出すのは入学してすぐの体力テスト。光太郎とゴメスはペアを組んでお互いの記録を取っていたのでした。
その時のゴメスの腹筋回数は……0回。
どうしたゴメス…また0回か?
お前悔しくないのか?
あの時から…成長してるはずだぜ
なぁゴメス!
だってお前は 子猫を保護してやれるくらい
強くなったんだ!
窓からベンが覗いています。それを見てゴメスは腹筋1回を達成するのでした。
夏空の下で、猫が一匹確かに成長したのでした。
……思えば割と最初から光太郎は、完全に“非日常(あちら)”側の人間だと思い知らされます。なんだよ猫に腹筋って……
しかしなんだかとても切ない気持ちになるのでした。
親父の親父
ここに来て新機軸というか、新たな視点というか。高校生の親父が高校生になっていいのなら、高校生の親父の親父も高校生になっていいのでは……? というコペルニクス的転回っ!
まさかの高校生家族イジりがここに来て改めて行われるという展開。でも何度やっても味がするようにはなっています。
帰れ!!
高校は…親父が来ていい場所じゃないんだよ!!
これ、一郎のセリフです。
特大のブーメランが、ひょいと放たれます。
これを見て若干楽しそうに先輩ヅラする光太郎。親が高校生であることにかけては一日の長があります。あるなよ、そんな一日の長が。
このマンガ、定期的に家族が高校生であることのシュールさを思い出させて来るな……
でも、やっぱどこかエモいんだよなぁ……
目指せ! キラキラ部活ライフ!
が、無理!
やはりどうしても8歳、埋められないハンデ故にどのスポーツ系部活からも断られます。
このままではインターハイ優勝など夢のまた夢(しかし、どのインターハイという希望はないのである)……そんな彼女が出会ったのは将棋部の筧清司だった。
明らかにキラキラな部活ライフではないし、なんだか小汚い部室を見て逃げようとする春香だが、流石は飛び級首席の天才、将棋の奥深さに魅了されていくのだった。
そして一局。
おっ
いや…初めてなのに いきなり角道あけるとはな
初手で良い手を打ったようで褒められる春香。
その後も良い手を撃ち続ける春香。
おいちょっと待て…
ん? なんか素人目にも見たことある形が……
矢倉出来てない…?
ん!?
とぼけるな…
お前…将棋知ってただろ…!?
なんとなく素人の僕でも聞いたことある用語の定石に、春香は自然と辿り着いていたようです。効率を求めたら自然とそうなったのだとか。
なんだか雲行きが怪しくなってきた。
そして少し経ち……
負けました
ついに、春香は部のエースに勝ってしまいました。
将棋を知ってまだ1日も経ってないのに。
教えてると思ってたら教えられていた
しょせんオレはサリエリ…お前は神童モーツァルト
筧は精神崩壊。それを必死に慰める春香ですが、その慰めも彼を傷付けるばかり。
結局、春香は将棋部に入ることになったのでした。
このエピソードめちゃくちゃ好きなんですよね。将棋の実況観てたせいでなまじ知識があった分声出して笑いました。
まだ、そう、まだまだ皮を剥けば面白が眠っている可能性が出てきて、本当にとんでもないマンガと出会ってしまったなとワクワクが止まりませんでしたね。
さて、更なる新展開に心躍る4巻でした。
次なる5巻では何が起こるのか、楽しみで仕方がありません。
では、またいつか『高校生家族』記事でお会いしましょう。
ばははい。
