タイパ重視の世の中に中指を立てたいサドル・ドーナツです。
前回までは『エイジ・オブ・アポカリプス』編で、ほぼX-MEN関連誌で構成されたクロスオーバーでしたが、今回の『オンスロート』編はX-MENのみならずアベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、スパイダーマンまで参加します。それだけ今回もやばい案件ということです。
果たして何度も警告のように浮かび上がる『オンスロート』とは何者なのか。その謎を追う第1巻です。
あらすじ
最強級のヴィラン、ジャガーノートが何者かに敗れ、空から降って来た。彼は自らを打ち負かしたその者の名を呟いた――『オンスロート』と。
それを皮切りに、『オンスロート』の名はマーベル・ユニバースの中で何度も浮かび上がる。
そしてついに、彼の者はジーン・グレイとアストラル界で接触を果たす。そこでジーン・グレイはとある秘密を知ってしまい――
超人オンスロート
さて、この超人オンスロートの正体が、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアなのが徐々に明かされていきます。その過程でジーンの事を若干良くない目で見ていたことが明かされるのですが、それは置いといて、話は『X-MEN 17』にまでさかのぼります。
この時、マグニートーの精神を奪い取ったわけなのですが、その時に強くリンクしたことでマグニートーの悪の部分がプロフェッサーXの心に宿ってしまいます。その悪の部分が、プロフェッサーXの心にあったのかもしれない憎悪を糧に育って、オンスロートは出来上がったのです
憎しみと諦観
やはり、今回の話で恐ろしいのは、聖人君主然としているプロフェッサーXの心には憎悪が集まりやすいことなのだと思います。
彼はテレパスで、被差別人種であるミュータントの矢面に立っているわけですから、当然人間の悪意が集まってきます。そんな憎悪の受け皿となっていた彼に“悪”が宿ったとしたら……最強ミュータントの一角である彼の力が悪意を持って振るわれたら……そんな“IF”が実現してしまいます。
そりゃあアポカリプスもプロフェッサーXがいたら侵略を尻込みしますわ、という証明が今回の話だと思っています。
ヒーローがヴィランに堕ちてしまうのってこう、今までその人が歩んできた正義そのものを否定しているような感じがして、なんていうか……その……下品なんですが……フフ……
それは置いといて、とても悲しい話だと思います。
今回の話は全4巻です。ゆっくり紹介していけたらと思います。
それではSee you again!
